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CASE STUDY
全社視点でIT投資を判断・管理する体制の構築
大手小売業のクライアントでは、事業の成長に伴いIT投資が急速に増える一方、投資決裁の基準や管理体制が追いついていなかった。グリットワイズは、IT投資の決裁ルールや予実管理を含む全社のIT投資管理体制の設計・導入から、経営層が参加する会議体の運営までを支援し、IT投資を全社の視点で判断・管理できる仕組みを整えた。

大手小売業のクライアントでは、事業の成長に伴い、クライアントではIT投資が急速に拡大していたが、投資決裁基準や管理体制の整備が追いついておらず、案件の妥当性や優先度を全社視点で判断する仕組みが十分ではなかった。加えて、グループ各社が個別にシステムを運用していたことから、全体方針の策定やコスト実態の把握も課題となっており、事業のスピードを維持しながら適切に統制するITガバナンスの再整備が急務となっていた。
グリットワイズは、すべての案件を同じ深さで審査するのではなく、案件の規模や性質に応じて審査の深さを変えることで、統制と事業のスピードを両立させる方針をとった。そのうえで、次の3つに取り組んだ。
(1)全社規模のIT投資最適化とガバナンス基盤の構築:
IT投資の決裁ルールを策定し、投資の優先順位づけと予実管理の仕組みを整え、経営資源を戦略的に配分できるガバナンス基盤を構築した。
(2)予算策定から効果検証まで一貫した投資管理プロセスの設計:
予算の策定から執行、効果の検証に至るまで、IT投資のライフサイクル全体を見据えた管理プロセスを設計した。投資判断の根拠と責任の所在を明確にし、事業部門とIT部門が一緒に投資の妥当性を判断できる体制を整えた。
(3)経営の意思決定を支える会議体の設計と運営:
経営層が参加する会議体の付議基準と運営方法を設計し、実際の運営まで担った。IT投資を経営の視点で議論し、判断できる場として機能するよう支援した。
これまで十分ではなかったIT投資を全社の視点で判断・管理する仕組みを整え、経営資源を最適に配分するためのガバナンスの土台を築いた。
決裁ルール・管理プロセス・会議体の3つがそろったことで、根拠と責任の所在を明らかにしたうえで、個々の投資の妥当性を経営層が判断できる体制が整った。
AI駆動開発による基幹システム刷新
サービス業のクライアントでは、老朽化・複雑化した基幹システムの全面刷新を進めていた。グリットワイズは、事業・業務要件を起点に将来のシステム構成を再設計するとともに、要件定義からテストまでの開発ライフサイクル全体に「AI駆動開発」を適用した。AIによる生産性の向上と人による判断・品質担保を組み合わせてプロジェクトを推進し、開発工数の削減と開発期間の短縮を実現した。
CASE STUDY
ERP刷新の「検討の空白」を埋める構想策定
基幹システムの刷新において、ERP本体の選定と並ぶ重要論点となるのが、それを取り巻く基盤と連携の設計である。しかしながら、実務上、この領域は「いつ、誰が、どの粒度で決めるのか」が定まらないまま残されることが少なくない。グリットワイズは、国内大手のコンシューマー向け事業会社のクラウドERP刷新において、検討主体が不在であった要件定義に先立つ構想策定フェーズを引き受け、技術的な論点を事業判断が可能な選択肢へと整理し、関係者が共通の判断材料に基づいて意思決定できる状態を構築した。
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